英語が超苦手な人の共通点とは?
今回は英語。
それも、「英語がとても苦手な人の共通点」についてです。
長い間中学生を見てきた経験で、
「全く英語がわからない」という子に共通点が見えてきました。
その内容と、そこから抜け出すには?についてまとめましたので、参考にしてみてください。
英語が苦手な人の共通点
英語が全くもって苦手、という人の共通点は、ズバリこれです↓
英語の文を見て、どれが主語でどれが動詞かを意識せず(気にせず)、
「ああ、全然訳せない」
となっています。
英語は、主語と動詞を意識しなければまずできるようにはなりません。
詳しく見ていきましょう。
まず、
主語 = だれが、
動詞 = 〜する
ですね。日本語も他の言語もそうですが、英語は基本的にこの主語と動詞でできています。
逆にいうと、この2つさえ認識できて訳せれば、英文の全体の意味がわかりやすい、ということです。
実際の英文で見てみましょう。
I study English. 私は勉強する
主語 動詞
I(私は)が、主語。 study(勉強する)、が動詞。
He goes to the park with his friend everyday.
一気に英文が長くなりました。
意味は【彼は毎日友達と公園に行く】です。
訳せなくても、主語と動詞がわかればだいたいの意味は把握ができます。
この場合、主語がHe彼は・動詞はgoes(go)行く です。
大きくは「彼は、行く」という文章です。
たとえ他の単語の意味がわからなくても、主語と動詞さえ意味がわかれば全体の推測が可能なわけです。
逆に、主語と動詞がどれかもわからない状態だと、英文の全体の意味も全く想像がつかない、ということですね。
この状態が続くと、英語がどんどんわからなくなっていき、嫌いになってしまいます。
重要文法はほとんどが主語と動詞がからむ
少なくとも中学で習う英文法は、ほとんどがこの主語と動詞が発展したものです。
例を挙げるとこんなかんじ。
I go to school 【私は学校へ行く】
I am going to school (現在進行形)
【私は学校へ行っている】
I will go to school(未来形)
【私は学校へ行く予定です】
I can go to school(助動詞)
【私は学校へ行くことができる】
I went to school (過去形)
【彼は学校へ行った】
これ以外にも、動名詞、to不定詞、受動態、現在完了形、関係代名詞、命令形などなど、
中学文法は動詞に関わる文法ばかりです。
その動詞は、そもそも主語がなにかによって形が変わるため、まずそれを覚えないといくら新しい文法を学んでも永遠にわからないんですね。
やはり英語は、主語と動詞です。
最後にまとめます。
- 英語が苦手なひとは、主語と動詞を意識していない。日本語に訳せないからどんどん英語が嫌いになる
- 中学の英語は、主語と動詞の関係をもとに、動詞がどんどん発展していく。動詞がとにかく大事
英語が苦手な人はまずこの訓練を
- 英文の中で、これが主語これが動詞と必ず言えるように練習すること。
- 主語がこれだと動詞はこうなる、というルールをまず覚えること
- 英文の中で主語と動詞がわかったら、そこから全体の意味を推測すること
- 単語はまず動詞を最優先で覚えていくこと
最後に
動詞の意味がわからなければ、もうその英文は日本語に訳すことができません。
まずは動詞を最優先で覚えましょう。
そうすると、だんだんと英文が訳せるようになっていき、楽になっていきますよ。
まずはそこから。
それでは、ありがとうございました〜